3x3 JAPAN TOUR 2025

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【FINAL / Day2 総評】FUz HOKKAIDO.EXEが優勝。新設の3×3 U23カテゴリーのツアー初代王者に

2026年3月2日

 当協会 (JBA) が主催する「三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2025 FINAL」の決勝トーナメントが、3 月 1 日 (日)、ららぽーと安城 (愛知県安城市) 内にある SAISON スタジアム (スタジアムコート) で行われました。Day1 の予選プールを勝ち抜いた 8 強がノックアウト形式で頂点を争い、北海道を拠点に活動する FUz HOKKAIDO.EXE (フーズ ホッカイドウ エグゼ) が見事に優勝。今シーズンより新設された U23 カテゴリーの初代ツアーチャンピオンに輝きました。
(決勝終了の合図と同時に、FUz HOKKAIDO.EXE に歓喜の輪が広がった)

FUz HOKKAIDO.EXEが王者に
「北海道初の優勝だったので、素直に嬉しい」

 道産子 4 人の奮闘を振り返りましょう。Day1 の予選プールを 2 連勝で首位通過した FUz HOKKAIDO.EXE は、この日も勢いそのままに準々決勝では EPIC.EXE との対戦を 21-19 で制すると、準決勝では SHIBUYA DIME と激突。息詰まる攻防となりましたが、終盤に #33 越田大翔選手の連続得点で抜け出し、18-17 で決勝へ駒を進めました。

 迎えた決勝の相手は、ツアーランキング 1 位の FOUR ELEMENTS です。#2 下川拓海選手、#3 若木悟琉選手という 3×3 日本代表候補を擁する強敵でしたが、FUz HOKKAIDO.EXE は序盤から互角の展開に。越田選手がディフェンスで見せ場を作ると、#0 緒方耀太選手のドライブや、#32 清水愛駿選手のオフェンスが光り、残り 3 分を切って #2 齊藤大翼哉選手が試合の流れを大きく引き寄せる 2 ポイントシュートをヒット。14-11 とリードを 3 点差にすると、逆転を狙う相手の反撃を食い止め、攻めては越田選手を中心に得点を重ねて 21-17 で頂点に駆け上がりました。
(写真は FUz HOKKAIDO.EXE #0 緒方耀太選手)

 FUz HOKKAIDO.EXE は、2021年に北海道岩見沢市で設立されたチームです。いまでは札幌市のほか、北海道全域をホームタウンに活動していますが、日本一のタイトル獲得は初めてのこと。表彰式で齊藤選手は「北海道初の優勝だったので、素直に嬉しいです」とコメント。会場に駆けつけたファンにお礼を伝えるとともに「北海道でも応援してくださった皆さん、あとはチームメートにも感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を贈りました。

 そして、かつて高校バスケ界を沸かせた選手の活躍も見逃せませんでした。越田選手は仙台大学附属明成高校の出身で「SoftBank ウインターカップ2020 令和 2 年度 第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会」で全国制覇を経験。明治大学時代の2022年、2023年には、JBA が大学生世代の 3×3 競技者拡大を目的として主催した「3×3 Next College Monsters Festival」に出場した経験を持ちます。大学を卒業後、故郷の北海道に戻り、現在は仕事をしながらバスケットボールをしているそうです。3×3 は昨年10月から本格的に始めたそうですが、今大会は攻防両面で欠かせない活躍を見せました。
(写真は FUz HOKKAIDO.EXE #33 越田大翔選手)

 表彰式後に越田選手は「北海道を盛り上げたい思いもあって、3×3 を始めた経緯があります。正直、今回優勝するとは思わなかったので仲間にも恵まれてコーチ陣にも恵まれて、優勝することができたのでとても嬉しい」と明かします。コートサイドには明治大学時代の同級生で現在、B.LEAGUE のファイティングイーグルス名古屋に所属する仲間も応援に駆けつけており「2 人 (=平松克樹選手、伊藤治輝選手) は明治の同期です。自分が来ることを連絡したら来てくれたので、そういう面でもすごく嬉しいです」と振り返りました。

「アンダー世代も盛り上がっていかないといけない」(下川選手)

 一方、FOUR ELEMENTS はあと一歩のところで涙を飲みました。Day1 で見せた強さをこの日も発揮し、準々決勝で sanjobeaters を 21-9、準決勝で ZIGExN UPDATERS.EXE を 21-13 と破ってきましたが、決勝では FUz HOKKAIDO.EXE の粘り強いディフェンスや、個の強さと連携の良いオフェンスを止められませんでした。

 大会を終えて、下川選手は一戦一戦、仲間たちと対策を話してあっていたそうですが、決勝では「普段やらないメンバーとやるという疲れを自分は感じて、ちょっと最後 (はチームで話し合ったことを) 遂行しきれなかった」と悔やみました。FOUR ELEMENTSは、普段は異なるチームの選手たちが、今ツアーのために集まったチームで、下川選手は SHINAGAWACC WILDCATS.EXE の所属です。3×3 に打ち込むレベルの高い選手が集まりましたが、やはり日頃から練習が十分に積めない中で、2 日間を戦抜く難しさを語りました。
(写真は FOUR ELEMENTS #2 下川拓海選手)

 また、下川選手は日本体育大学時代から 3×3 の U23 日本代表として国際大会に出場し、若木選手とともに「FIBA 3×3 アジアカップ2026」を見据えた今年 2 月の代表候補合宿にも招集されました。若手選手の一人として、FINALで優勝をして 3×3 を盛り上げたいという思いもありました。新設された U23 カテゴリーの意味を、次のようにとらえています。

「U23 は学生がメインだと思います。部活やクラブチームとは少し離れたところにあると思っていますが、大会を作ってもらえればチームに入っていなくても、大学生で出ようぜと声を掛け合って、みんなでやる機会が増えると思います。やっぱり 3×3 を盛り上げていくには、アンダー世代も盛り上がっていかないといけないんじゃないかと思っています。だからこそ、今日優勝したかったです」

 決勝後には、頭を抱え込むほど落胆した下川選手。この経験を糧に、競技シーンを引っ張る選手として、さらなる成長を期待しましょう。

若手たちが挑戦する舞台は、世界へ続く

 今大会をもって、JBA が主催する2025シーズンの 3×3 主要大会は全日程が終了しました。シーズンを通じて熱い戦いを届けてくれた選手・チームの皆さん、そして会場や配信を通じて応援してくださったすべてのファンの皆さんに、心よりお礼申し上げます。

 優勝した FUz HOKKAIDO.EXE には、国際バスケットボール連盟 (FIBA) 主催の世界大会「FIBA 3×3 チャレンジャー 2026」(フィリピン・マニラ大会 / 2026年 5 月 9 日・10日予定)への出場権が付与されました。クラブ世界 No.1 を目指す強豪チームが集う一戦で、北海道発の若手たちが奮闘する姿が楽しみです。
(初代ツアーチャンピオンに輝き、世界大会への出場権を獲得したFUz HOKKAIDO.EXE)

 また、U23 カテゴリーは、JBA がロサンゼルス2028オリンピックに向けた強化の柱のひとつとして、重点的に育成する世代でもあります。若手の各国代表がしのぎを削る「FIBA 3×3 ネーションズリーグ」や、今秋開催される「第20回アジア競技大会 (2026 / 愛知・名古屋)」にも、この年代が派遣される予定です。競技シーンの未来を作る世代に引き続きご注目ください。

【大会各試合結果】
https://play.fiba3x3.com/events/243e8c32-7b4d-40e3-88a4-663a4f97d95b/schedule
※FIBA 3×3 PLANET (FIBA 公式サイト / 外部サイト) に遷移します。

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